hodaぶろぐる - メンネルコールカテゴリのエントリ
今学生時代の仲間と一緒に押しかけボランティアをやろうとしている。
メンネルコールとは大学時代に属していたクラブの名で、独語で文字通り男声合唱団のこと。
総勢40数名と規模としては小さい方だが、上級生、下級生とも分け隔てない家族的雰囲気があり、とうとう卒業までどのクラブにも浮気をしないで、クラブそしてアルバイトで明け暮れた4年間となった。
その後も同期のメンバーとは年に2,3度の飲み会をかかさず、長いつきあいが続いている。
かねてより、メンバーの一人、商社マンから特養老人ホーム事務長に転じたS君から、お年寄り向けのコンサートをやらないかという提案があり今月28日実現することとなった。
そこで公演2週間まえの昨日、かつてタクトを振り、今はレコード関係の会社役員をしているK君が適当に選曲、楽譜を用意してくれて練習開始。
何しろ30数年ぶりのことである。当時あれほど歌いこんだ愛唱歌でさえ、自分のパート部をすっかり忘れてるし、老眼で楽譜を追ってもなかなか音が取れない。ベースをやるのは僕だけだから、余計に焦ってしまう。
気がつくと、当時華麗なテナーソロを聴かせてくれたK君も高いAの音に悲鳴をあげている。
こんなありさまでほんとにお年寄りに楽しんでいただけるんだろうか、いささか心許ないのである。